吹雪、地吹雪、アイスバーン

        吹雪、地吹雪、アイスバーン
 雪道を車で走る分には何も問題はないが、車の通行の多い道の交差点付近のあのツルツルは、どうにかならない物だろうか?

 少し暖かい日だと、タイヤの摩擦で固まった雪の表面に水の膜が出来るのだとは聞いているが、車間距離を保ってないと、やんわりブレーキを踏もうとも、アンチロックが作動しようが、かなりの距離を進む事になる。

 下手すりゃ、追突である。

 もちろん前の車も同じ状況なので急停車はあり得ないのだが、制動距離が自分より短かった場合には非常に焦る事になる。

 どうせならガチガチに冷えてた方が止まりやすいが、寒いのも嫌だしな~。

 だいぶ前の話だが、職場のワゴン車で長万部(おしゃまんべ)の長~い直線道路を走っていた時だが、非常に横風が強く車が横滑りの状態となっていた。

 普通に前進しているのだが、右から強い風が車体に当たり、少しずつ少しずつ左に寄っていくのだ。

 道路がアイスバーンになっているせいだが、スピードをあげると車体が浮き軽くなるようで、左への移動幅が多くなる。
 仕方がないので、ゆっくり走ってはいるのだが、ハンドルを常に右側へ当てていないと道路から落ちてしまう感じだ。

 車両重量は人も載せているので2トンは軽く超えているのに、自然の力とは凄まじいものだと思った。

 1時間位もそんな状態を続けて精神的に参った記憶が残っている。

 函館~札幌間は出張で何度も通っているが、そんな経験はその一度きりである。

 いや、もう一個あった。

 函館~定山渓〇0ーホテル間は通常の冬道でも中山峠経由で4時間位だと思うが、なんと8時間かかった事がある。

 吹雪+地吹雪で完全なホワイトアウト状態で、前の車のテールランプだけが頼りだったのである。

 幸いナビを積んでいたので次は右カーブだとかは分かったので前方の車だけが頼りであった。

 車間距離は5m位か、ノロノロ運転なのでぶつかる心配はないが、あいつが落ちたら俺も落ちる、そういう状況である。


 地吹雪がある時は大型トラックの視界の方が良いらしい。 視線の低い車程、地吹雪の膜は厚いからだと思う。

 通常、雪道の大型トラックの後ろを走ると雪煙で視界が悪くなるが、このノロノロした列の先頭の車は多分、トラックであると予想し信じて付いて行くのであった。

 そんな感じで、ホテルに着いた時には会議は終了しており、夕食の交流会から参加できたのは、悪天候と戦い抜いたご褒美だったのであろう。
 精神的に疲れた俺は、乾杯のビールで生き返ったのである。

 もちろん翌日の午前中の会議にはしっかりと参加した事を付け加えておこう。

 その他に、バイクで雲石峠を走行中に非常に濃い霧に遭遇した事もあるが、北海道の自然は突然、猛威をふるう事がある。

 滅多に起きない事だが、レンタカー等で旅行する場合には、天候確認を忘れずにする事をお勧めする。