闘うおやじはカッコ悪い(/ω\)

昨日の検査結果(*´Д`)

利尿剤が効いたのか腹水が減り、針を刺して焼き治療が可能なレベルにはなったがドクターが画像を見ながら仰る
(; ・`д・´)

微妙に位置が悪いので針を刺して焼けるかどうか、この映像だけでは判断が難しいそうである…。

それで、MRIとエコー機器が連携し、正確な位置と判断ができるそうなので造影剤を入れて再検査したいとの事だった。

説明によると以前治療したところの上? 肝臓の端っこの方に出っ張った形で「そいつ」は有るのだが、場所が悪く針の角度や挿入位置の特定が難しいそうなのだ(*´Д`)

そこで造影剤を入れてはっきりとした映像を見ながら、上司に当たる先生と二人で検討したいとの事であった。

まあ中途半端に焼くよりカテーテルで腫瘍に栄養を行かせない方が有効な治療になるそうである。

と言う事で、どっちにしろ今回の検査で手術をすることに決定した訳なのだ(;´∀`)

つきましては2年前に起こった前回の経験談の続きを掲載し記憶を呼び起こしたいと思います(/_;)

以下2年前のノンフィクションblog記事 前回の続きです

肝臓ガンを焼却

3本目の麻酔が効き始めたら痛みは嘘のように無くなったが、ドクターが呟く「息を吸って…止めて」の声は良く聞こえる。

ここは手を取り合って作業に集中しないと、ろくな目に合わない? いや、リスクを背負うのは俺だからである(*´Д`)

まずは人口腹水を入れていくが点滴のパックに入っているらしく、合図がでたら看護師さんがバルブを開く手筈だと察するw

今回、利尿剤で大部分の腹水を無くすことに成功したが、わずかに残っている腹水を起点にして人口腹水を注入する?

これは肝臓内で機器が発する熱を他臓器へ伝えないために行う処置である。 なんでも肺や胃に近いところに癌が出来たらしい(*´Д`)

さて、腹水で肝臓をカバーしたら、いよいよ主役の出番である(`・ω・´)ゞ 5mm程度の直径の針だが麻酔のおかげで、何か動いているな? 程度で済んでいる。 グイっと力を入れて差し込んでいるのが分かるが痛くはないw

始めて人に刺された瞬間であったが、あくまで治療の一環であり傷害行為ではない(/ω\)

どうやら癌の中央部分へ固定するのに時間を要している…、何度も息を吸ったり吐いたりして息を止めた瞬間、「ここだね」と言う言葉がかけられる。

ここからは、小さく細かく呼吸して肝臓をなるべく動かさないようにしなければならないのである。

医師が声をかけると、最初65wで行きますとの返答があり、機器が始動する。

出力を段階的に変化させるのだなと理解したが、肝臓が焼かれていると思うと微妙な気持ちになる(;一_一)

何度目かは憶えていないが最高出力での場面で体がだんだん熱くなってくるのが分かる? アレ? ひょっとして体が温まってる? いや、暑いぞ…、真夏にかけ布団を2枚重ねてかぶっている位の暑さだが、先ほどまではなかった症状だ(;´・ω・)

「体が暑いです」と訴えるが、春先なので施設自体に暖房が効いており、ほぼ裸である俺への対処療法は無い(*´Д`)

あと8分程度で終わるそうだが、体全体が焼かれているような不安が押し寄せてくる。 このまま逝ってしまうかもしれないなとふと思う。

暑いので体を動かそうとすると「動かないで!!」と制止の声がかかる。 だって~、なんて言えそうもない(/ω\)

エコーを見ている先生たちが話し始めた。 どうやら焼いている範囲の広がりが少し遅いようである。

範囲が広がっていくが、まだ予定の範囲には届いていないようなのだ…。 そして俺の暑いと言う言葉で、治療を続けるか終えてしまうかで悩んでいるようだ。

肝臓に新しく出来た血管があって、癌の部分が近いらしいのだ。 その血管のギリギリまで焼いて出来るだけ癌細胞を無くしたいとの作戦通りにしたいのだが…偉い先生と相談しながら血管から出血するリスクはあるが、ギリギリまで焼きたいと担当医が言っている。

俺は言った、もう少し頑張るから出来るだけやってくれ…と(*´Д`)

その割に暑い暑いと訴え、看護師に慰められながらだが最後までやり切る事が出来たw

結果は、2cmの癌は焼き切る事が出来たが、周囲の予定した部分は血管の事もあり、計画より少し多目に残される事になった。

肝臓癌は再発のケースが多いのでエコーで見えなかった癌細胞も焼きたかったのが本音だが、出血で重症になったら本末転倒となってしまうからね。

ビビりのおやじとしては、出来うる限りの治療をしてくれたドクターとスタッフの皆さんに感謝するばかりである。

ちなみに翌日行われたCT検査では癌細胞を焼き切ったのが確認されたので、後は一ヵ月後の検査次第かね~w

以上2年前のノンフィクションでした